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J-GLOBAL ID:201702262616171664   整理番号:17A0186210

氷海域航行の新たな展開 氷海船舶用材料-砕氷船へのステンレスクラッド鋼の適用-

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資料名:
号: 70  ページ: 16-18  発行年: 2017年01月10日 
JST資料番号: G0174B  ISSN: 1880-3725  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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氷海船舶,特に砕氷船が氷海域で砕氷航行を行う際の船体表面と海氷の摩擦に起因する抵抗は,船体表面の状態によっては全抵抗の1/3程度にも達する。砕氷船の船体表面を長期に亘って滑らかに保ち氷や雪との摩擦を小さくする材料として,ステンレスクラッド鋼は防食と強度を兼ね備えた優れた材料である。わが国の南極観測船(砕氷艦)「しらせ」にも適用され,砕氷性能の長期維持が期待されている。本稿では,砕氷船に適したステンレスクラッド鋼の仕様,氷に対する摩擦特性,砕氷性能の長期維持効果について解説する。ステンレスクラッド鋼板は初期コストが嵩むが,氷海塗料の塗装表面が定期的な補修を必要とすることを考えると,ライフサイクルコストは割安になることが期待できる。ステンレスクラッド鋼は,母材としての鋼板と合せ材としてのステンレス鋼を接合した複合鋼板で,通常,合せ材の厚さは全体の1/10以下である。基本的には母材が強度を受け持ち,合せ材が防食を受け持つ。クラッド鋼板の製造法には種々あるが,とりわけ圧延クラッドは母材と合せ材を密着させて圧延し,優れた接合特性を有する。砕氷性能に関するステンレスクラッド鋼適用の効果は,船体表面粗度の経年的な悪化にともなう抵抗増加を低減する効果として現われる。ステンレスクラッド鋼を適用しない場合,経年的な粗度の悪化で動摩擦係数が0.07から0.1に変化すると,砕氷抵抗は約15%増大する。
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分類 (1件):
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船舶構造・材料 
引用文献 (3件):

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