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J-GLOBAL ID：201702262619617436   整理番号：17A0648589

レーザ積層造形における溶融・凝固現象

著者 (1件)： 池庄司敏孝 (近畿大 次世代基盤技研)
資料名： スマートプロセス学会誌  (Journal of Smart Processing - for Materials, Environment & Energy -)
巻： 6  号： 3  ページ： 109-114  発行年： 2017年05月20日 
JST資料番号： F0907C  ISSN： 2186-702X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 金属加工プロセスとしてのレーザ積層造形のうち,レーザ照射式粉体床溶融法(PBF-L)は他の積層造形と同様に三次元物体を多数の平行断面に分割し,その断面を重ね合わせる造形方法である。断面一枚を作成するPBF-L過程では金属粉体を薄く一様に挽き延べた粉体床上にレーザ光を走査して粉体を溶融凝固させる。展伸材と比べて遜色ない引張強度を持たせることができるが,一方で,伸びや動的強度が若干劣る例もある。本稿では,PBF-L過程でのレーザースポット周りの溶融地形成について述べ,金属粉体のレーザ吸収率,熱伝導率について説明した。最後に凝固組織について述べた。溶融池形状は金属粉体層のレーザ光吸収率や熱伝導率が影響を及ぼし,凝固後の金属微細組織の形態が決定される。

シソーラス用語： *付加製造 ,  三次元 ,  レーザ照射 ,  *レーザ融解 ,  金属粉末 ,  溶融池 ,  *凝固 ,  引張強さ ,  伸び ,  動的強度 ,  吸収係数 ,  熱伝導率 ,  凝固組織
準シソーラス用語： レーザ積層造形

分類 (1件)： 凝固  (WC01050M)

引用文献 (17件)：

• ISO/ASTM 52900:2015, Additive Manufacturing -General Principles- Terminology. 2015.
• J. Zhou, Zhang, Y., and Chen, J.K.: International Journal of Heat and Mass Transfer, 52 (13-14) (2009) 3137-3146.
• X. Li and Tan, W., Solid Freeform Fabrication 2016: Proceedings of the 27th Annual International Solid Freeform Fabrication Symposium - An Additive Manufacturing Conference. 2016: Univ. Texas, Austin. p. 219-235.
• E. Kharanzhevskiy and Kostenkov, S.: Journal of Alloys and Compounds, 586 (2014) S246-S249.
• W. Van Antwerpen, Du Toit, C.G., and Rousseau, P.G.: Nuclear Engineering and Design, 240 (7) (2010) 1803-1818.

タイトルに関連する用語 (4件)： レーザ積層造形 ,  溶融 ,  凝固 ,  現象