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J-GLOBAL ID：201702262632338552   整理番号：17A0045668

ACORGA M5640によるアンモニウム塩水溶液からのニッケル(II)およびコバルト(III)の分離に関する一考察

著者 (4件)： 斎藤裕幸 (山口大学大学院理工学研究科環境共生系専攻) ,  林晃慶 (山口大学工学部循環環境工学科) ,  鈴木祐麻 (山口大学大学院理工学研究科環境共生系専攻) ,  新苗正和 (山口大学大学院理工学研究科環境共生系専攻)
資料名： 環境資源工学  (Resources Processing)
巻： 63  号： 1  ページ： 24-29(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： F0195A  ISSN： 1348-6012  CODEN： KSKABH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ヒドロキシオキシム系抽出剤は,銅に対して高い抽出性および銅と他金属との高い分離性を有する抽出剤として知られている。著者らは,使用済みリチウムイオン二次電池の電極材の酸浸出液からリチウム,ニッケル,コバルトなどのレアメタルをアルミニウム,銅などと溶媒抽出法による分離回収プロセスの開発を実施してきた。本研究では,アンモニウム塩水溶液中で3価のコバルトが安定に存在できることに着目し,基礎的な抽出実験を行った。実験の結果,アンモニウム塩水溶液中でコバルトを2価から3価に強制的に酸化させることで,ACORGA M5640によるコバルトの抽出を極力抑制し,抽出段階でニッケルを優先的に抽出することができた。

シソーラス用語： 溶媒抽出 ,  *回収 ,  ニッケル ,  *コバルト化合物 ,  *ニッケル化合物 ,  *塩水 ,  コバルト ,  オキシム ,  抽剤 ,  *分離回収 ,  *コバルト(III) ,  *アンモニウム塩
準シソーラス用語： *ニッケル(II) ,  ヒドロキシオキシム ,  抽出剤

著者キーワード (12件)： 溶媒抽出 ,  分離 ,  ヒドロキシオキシム ,  ACORGA M5640 ,  ニッケル(II) ,  コバルト(III) ,  Solvent extraction ,  Separation ,  Hydroxyoxime ,  ACORGA M5640 ,  Nickel(II) ,  Cobalt(III)

分類 (2件)： 資源回収利用  (SC05060V) ,  抽出  (CC01040H)

引用文献 (10件)：

• 1. M. Niinae, T. Suzuki, T. Nakamura, Y. Inoue, J. Shibata: Resources Processing, 59, pp. 131-136 (2012)
• 2. T. Suzuki, T. Nakamura, Y. Inoue, M. Niinae, J. Shibata: Separation and Purification Technology, 98, pp. 396-401 (2012)
• 3. M. Niinae, T. Suzuki, Y. Inoue, H. Saito, J. Shibata: Journal of MMIJ, 130, pp. 16-21 (2014)
• 4. G.M. Ritcey and D.H. Lucas: CIM Bulletin, 68, pp. 105-113 (1975)
• 5. J. Szymanowski: Hydroximes and Copper Hydrometallurgy, CRC Press (Boca Raton), p. 281 (1993)

タイトルに関連する用語 (4件)： アンモニウム ,  塩水溶液 ,  ニッケル ,  コバルト