抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ライトフィールドとは,幾何光学における「光線」の集まりを用いて三次元映像の「見え」の情報を表現する手法である。ライトフィールドは四次元のデータであり,情報量が膨大となるが,コンピュテーショナルフォトグラフィー技術により,この問題を解決できる。本報告では,ライトフィールドイメージングの基礎と応用について紹介した。ライトフィールドイメージングの基礎では,光線空間理論や,光線群による三次元映像情報の表現について説明した。光学系と計算処理の組み合わせにより,光線空間データを効率的に圧縮取得や圧縮表示する技術を示した。ライトフィールドを構成するパラメータ空間として光線空間を導入し,取得と表示を光線空間データの標本化と再構成の問題として定式化した。信号処理と光学系を一体化した構成を考えることで,デバイスの限界を超えたライトフィールドイメージングを実現できる。