抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
天然のホウ素(B)には安定核種
10B(約20%)と
11B(約80%)が存在し,
10Bは熱中性子に対して非常に大きな反応断面積を(3838barn)有する。これを利用したホウ素中性子捕獲療法(BNCT)は良く知られている。ホウ酸を含む水溶液を重水減速CP-3原子炉で照射した時に発生する水素量をホウ酸濃度を変えて測定した実験の結果が1956年に報告され,実験結果を説明するための反応が提唱された。原子炉構造材料であるステンレス鋼の腐食を加速する主要因の一つはH
2O
2である。このH
2O
2を抑制するために,水素ガスを溶解させて運転することが義務付けられている。