抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿は,神奈川県におけるツバメの塒入りに対する観察者の印象評価について報告した。先ず,ツバメは,我が国における人と関わりの深い身近な野生鳥種といえること,本研究は,減少傾向とされるツバメに対するさらなる保全意識の向上や啓発方法の模索のため,その一要素となりうるツバメの塒入りの魅力について,観察者の印象評価から把握することを目的とすること等を報告した。次に,調査対象地および調査方法,結果について報告した。最後に,考察として,本研究は,ツバメへの保全意識の向上や啓発方法の模索のため,その一要素となりうるツバメの塒入り行動の魅力について,観察者の印象評価から把握することをアンケート結果の分析から試みたこと,2年間の調査からツバメの塒入りが持つ生態的様態の観察は,当該種の保全を普及啓発する一要素として有用であると思われること,一方で,本研究は,観察直後の印象評価を把握したものであり,観察以後の印象評価の変化に関わる追跡調査は課題といえること等を報告した。