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J-GLOBAL ID：201702262809924744   整理番号：17A1304630

異常な脱水素化機構 段階的および協同的遷移状態の極性結合制御

An Uncanny Dehydrogenation Mechanism: Polar Bond Control over Stepwise or Concerted Transition States

著者 (10件)： BELLOWS Sarina M. (Univ. Rochester, New York, USA) ,  BELLOWS Sarina M. (Univ. Washington, Washington, USA) ,  CHAKRABORTY Sumit (Univ. Rochester, New York, USA) ,  CHAKRABORTY Sumit (Univ. Washington, Washington, USA) ,  GARY J. Brannon (Univ. North Texas, Texas, USA) ,  GARY J. Brannon (Univ. Washington, Washington, USA) ,  JONES William D. (Univ. Rochester, New York, USA) ,  JONES William D. (Univ. Washington, Washington, USA) ,  CUNDARI Thomas R. (Univ. North Texas, Texas, USA) ,  CUNDARI Thomas R. (Univ. Washington, Washington, USA)
資料名： Inorganic Chemistry  (Inorganic Chemistry)
巻： 56  号： 10  ページ： 5519-5524  発行年： 2017年05月15日 
JST資料番号： C0566A  ISSN： 0020-1669  CODEN： INOCAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 脱水素化反応の触媒として(L)Fe(CO)(H)(1,L=N(CH₂CH₂PⁱPr₂)₂)を調製した。CH-OHの脱水素化反応とCH-CHの接触脱水素化反応の機構は異なることから,1を触媒として用いたCH-NHの脱水素化反応について調べることを目的とした。そこでテトラヒドロキノリンの脱水素化のモデルとして,ピペリジンの脱水素化反応について,密度汎関数法を用いて調べた。その結果,極性C-N結合の接触脱水素化反応はプロトン移動/ヒドリド移動の段階的反応で起こり,ヒドリド移動のGibbs自由エネルギーの値の方がプロトン移動よりも大きかった。一方極性が小さいC-N結合では,プロトン移動/ヒドリド移動の協同的遷移状態を有することがわかった。

シソーラス用語： *脱水素反応 ,  *遷移状態 ,  *反応機構 ,  鉄錯体 ,  *鉄触媒 ,  カルボニル錯体 ,  ヒドリド錯体 ,  密度汎関数法 ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  ヒドリド移動 ,  プロトン移動 ,  Gibbs自由エネルギー ,  *極性 ,  触媒反応
準シソーラス用語： テトラヒドロキノリン誘導体

分類 (2件)： 酸化,還元  (CF02060T) ,  均一系触媒反応  (CB06090Q)

物質索引 (2件)： ピペリジン ,  ビス[2-(ジイソプロピルホスフィノ)エチル]アミン

タイトルに関連する用語 (6件)： 脱水素化 ,  段階 ,  協同 ,  遷移状態 ,  極性 ,  結合制御