抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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天然・養殖を含むクロマグロ・ミナミマグロの日本国内における供給は2010年の約46000tから増減しつつ2014年には約57000tとなった。その伸びをもたらしているのが養殖物の増加である。日本産養殖マグロ生産量は2010年の約9000tが2014年に約14000t,輸入物はそれぞれ約18000tが約25000tとなった。2012年以降,クロマグロ・ミナミマグロ供給量における養殖物の割合は60%を超えている。生産国別では2010年までは地中海諸国のシェアが最も高かったが,漁獲規制が強化されたため2015年に約30%に低下し,国産物が同程度かそれ以上になっている。2015年にはメキシコが15%を超え,オーストラリアは約20%供給している。日本におけるマグロ養殖業のべ経営体数は2011年の94から2015年には103へと増加している。多様化する国内マグロ養殖生産,人工種苗の普及と可能性,国内市場における競争の構図と展望,の各項目について記述した。