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J-GLOBAL ID:201702262874154730   整理番号:17A0925641

成層圏硫酸エアロゾル注入地球工学による高山アジアでの氷河進化

Glacier evolution in high-mountain Asia under stratospheric sulfate aerosol injection geoengineering
著者 (10件):
資料名:
巻: 17  号: 11  ページ: 6547-6564 (WEB ONLY)  発行年: 2017年06月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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成層圏硫酸エアロゾル注入による地球工学は,夏季気温低下により山岳氷河の保存を助けると考えられる。Geoengineering Model Intercomparison Project(GeoMIP)での気候シミュレーションにより計算された氷河物質収支を用い,高山アジア氷河について,この仮説を検証した。G3とG4のスキームは,2020年~2069年の50年間と地球工学終了後の20年間について,代表的濃度経路(RCP)4.5シナリオ下での放射強制力を低下させる成層圏硫酸エアロゾルの使用を特定した。G3での3つの地球システムモデル,G4での5つのモデル,RCP4.5とRCP8.5での6つのモデルによる気候予測での地表面物質収支パラメタリゼーションに基づき,氷河モデルを用いてこの地域の氷河容積減少を推定し,比較した。アンサンブル予測は,2010年~2069年での氷河減少が,9.0±1.6mm(G3),9.8±4.3mm(G4),15.5±2.3mm(RCP4.5),18.5±1.7mm(RCP8.5)の海面上昇に相当することを示唆した。G3は,地球工学期間の増加で平均気温を維持したが,G3はRCP8.5からの減少と比べ約50%の氷河収縮を遅らせただけであった。RCP8.5での約30%に対し,G3で2069年に約72%の氷河域が残った。太陽光の地球工学で予想される平均降水量について広く報告された低下は,ヒマラヤ氷河変化の強制において固体から液体の降水への温度によるシフトほど重要では無さそうであった。G3での2069年の地球工学終了は,2070年~2089年のRCP8.5での0.66% yr-1より大きな0.17~1.1% yr-1の年間平均氷河容積減少速度の増加に相当する,2050年~2069年と比べ2070年~2089年での約1.3°Cの温度上昇をもたらした。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
気候学,気候変動  ,  雪氷学 

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