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J-GLOBAL ID:201702262905498729   整理番号:17A0503515

Euphorbia supinaの多価フェノール性抽出物は,小胞体ストレスと小胞体ストレスに介された細胞死を制御することにより抗酸化活性を増大させ,マンガンに誘起された細胞毒性を低減する

Polyphenolic Extract of Euphorbia supina Attenuates Manganese-Induced Neurotoxicity by Enhancing Antioxidant Activity through Regulation of ER Stress and ER Stress-Mediated Apoptosis
著者 (9件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年02月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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マンガン(Mn)は,ヒト体内に存在する重要な微量元素であり,様々な代謝反応において,酵素の補酵素や活性化物質として機能している。しかし,ヒト脳中の微量のMnは重要であるが,過剰量では,突発性Parkinson病(PD)様のマンガンの錐体外路疾患等の神経毒性を示す場合がある。本研究は,Euphorbia supinaのポリフェノール性抽出物(PPEES)の,ヒト神経芽細胞腫であるSKNMC細胞とオスのSpragure-Dawley(SD)ラットの脳におけるMn誘導神経毒性への保護的役割とその機構を調べることを目的とする。PPEESは,多量の全フェノールとフラボノイドを含有していた。また,PPEESは,1,1-ジフェニル-2-ピクリルヒドラジル(DPPH)ラジカル消去分析および還元力(RPC)分析において,強い抗酸化活性を示していた。本研究の結果では,Mn処理は,細胞生存率を大きく低下させ,乳酸デヒドロゲナーゼ(LDH)レベルを上昇させるが,これらは,100および200μg/mLのPPEESの前処理により緩和することが示された。また,PPEESの前処理は,活性酸素,MDAとGSHレベル,およびスーパーオキシドジスムターゼとCAT活性を消散させることにより,Mn誘導された抗酸化状態の変化を大きく緩和させた。さらに,PPEES前処理は,Mn誘導性のミトコンドリア膜電位(ΔΨm)と細胞死を大きく低下させた。一方,PPEES前処理は,Mnで誘導されたGRP78,GADD34,XBP1,CHOP,Bcl-2,Bax,およびカスパーゼ3の活性の変化を元に戻した。さらに,Mn処理ラットへのPPEES投与(100および200mg/kg)は,Mn処理ラットに比べて,組織病理学的な変化の改善を示した。また,Mn処理ラットへのPPEES投与により,8-OHdGとBax免疫活性が大きく低減された。これらの結果は,PPEESの前処理は,SKNMC細胞とラット脳におけるMn誘導性の酸化ストレスとニューロン細胞の消失を低減させることを提起している。以上から,PPEESは,マンガン中毒患者における処置剤の候補になり得ると思われる。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞生理一般  ,  金属及び金属化合物の毒性  ,  神経系作用薬一般  ,  中枢神経系 

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