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J-GLOBAL ID：201702263062208486   整理番号：17A0281314

コムギにおける部分的で広域スペクトルの赤さび病抵抗性遺伝子Lr75の特性解析

Characterization of Lr75: a partial, broad-spectrum leaf rust resistance gene in wheat

著者 (6件)： SINGLA Jyoti (Univ. Zurich, Zurich, CHE) ,  LUETHI Linda (Univ. Zurich, Zurich, CHE) ,  WICKER Thomas (Univ. Zurich, Zurich, CHE) ,  BANSAL Urmil (Univ. Sydney, NSW, AUS) ,  KRATTINGER Simon G. (Univ. Zurich, Zurich, CHE) ,  KELLER Beat (Univ. Zurich, Zurich, CHE)
資料名： Theoretical and Applied Genetics  (Theoretical and Applied Genetics)
巻： 130  号： 1  ページ： 1-12  発行年： 2017年01月 
JST資料番号： D0382B  ISSN： 0040-5752  CODEN： THAGA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Puccinia triticinaによって引き起こされる赤さび病は,コムギの重要病害であり,スイスの冬コムギ品種「フォルノ」が有する赤さび病抵抗性は,少なくとも6つの量的形質遺伝子座(QTL)によると考えられている。本研究では,「フォルノ」の2つの抵抗性QTLを,感受性品種「アリーナ」に移入することを目的として,このうちのひとつの抵抗性遺伝子の特性解析を行った。その結果,移入された抵抗性遺伝子QLr.sfr-1BSは,染色体1BS上に座乗することがわかり,SSRマーカーgwm604とswm271との4.3cMの区間にマッピングされた。このQTLは,新規の成体抵抗性遺伝子として,Lr75と命名された。こうした結果から,この部分抵抗性遺伝子Lr75の同定によって,広域スペクトル赤さび病抵抗性を向上させるのに有用な遺伝子が新たに追加された。

シソーラス用語： *秋播コムギ ,  *赤さび病 ,  Puccinia ,  量的形質遺伝子座 ,  *耐病性遺伝子 ,  DNAマーカー ,  遺伝子 ,  耐病性 ,  植物病原菌
準シソーラス用語： Puccinia triticina ,  SSRマーカー ,  冬コムギ ,  Lr75遺伝子

分類 (3件)： 菌類による植物病害  (FC04052Y) ,  麦  (FC03033M) ,  遺伝子の構造と化学  (EC02020U)

タイトルに関連する用語 (6件)： コムギ ,  広域 ,  スペクトル ,  赤さび病 ,  抵抗性遺伝子 ,  特性解析