雄ウシ精液の凍結保存は精子蛋白質のカルボニル化と関連している【Powered by NICT】

Mostek Agnieszka; Dietrich Mariola Aleksandra; Slowinska Mariola; Ciereszko Andrzej

文献

J-GLOBAL ID：201702263114667079 整理番号：17A1184240

雄ウシ精液の凍結保存は精子蛋白質のカルボニル化と関連している【Powered by NICT】

Cryopreservation of bull semen is associated with carbonylation of sperm proteins

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資料名：
巻： 92 ページ： 95-102 発行年： 2017年
JST資料番号： A1189A ISSN： 0093-691X 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：オランダ (NLD) 言語：英語 (EN)

凍結保存精液による人工授精は優れた遺伝学と配偶子の手頃な,大規模普及を可能にした。しかし,凍結保存は,反応性酸素種(ROS)産生,精子運動性の障害と減少した受精能力と関連していることを精子への機能的および構造的損傷を引き起こす可能性があるが,蛋白質の変化が注目されていない。本研究の目的は,凍結保存過程により誘発された雄ウシ精子蛋白質の酸化修飾(カルボニル化レベルの変化として測定)を調べることであった。フローサイトメトリーおよびコンピュータ支援精子分析は生存率,ROSレベルと精子の運動性の変化を評価するために用いた。,二次元電気泳動(2D オキシブロート)及びマトリックス支援レーザ脱離/イオン化飛行時間/飛行時間分析と関連して,ウェスタンブロット法は,特異的にカルボニル化精子蛋白質を同定し,定量化した。凍結保存は運動性と生存率を低下させたが,ROS陽性細胞の数を増加させた。凍結保存に応答して蛋白質カルボニル化の差異を示す11--蛋白質(ropporin1,外部高密度繊維蛋白質2,グルタチオンS-トランスフェラーゼ,トリオースりん酸イソメラーゼ,キャッピング蛋白質β3イソ型,アクチン関連蛋白質,アクチン関連蛋白質T2,NADHデヒドロゲナーゼ,イソクエン酸デヒドロゲナーゼ,繊毛および鞭毛関連蛋白質161,ホスファチジルエタノールアミン結合蛋白質4)を同定した。同定された蛋白質は細胞骨格と鞭毛構成,解毒とエネルギー代謝と関連している。さらに,ほとんどすべての同定されたカルボニル化蛋白質のは,受精能獲得に関与している。著者らの結果は,凍結保存はカルボニル化を経由する選択された精子蛋白質の酸化を誘導することを初めて示した。精子蛋白質のカルボニル化は酸化ストレスの直接結果である可能性があると受精能獲得に関与する蛋白質の障害に導く可能性または低温保存に誘導される早期受精能獲得を示すことを示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

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繁殖管理 , 牛

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