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J-GLOBAL ID：201702263231424350   整理番号：17A0584470

大気水銀ネットワーク収集によるガス状酸化水銀計測の不確実性評価

Uncertainty Assessment of Gaseous Oxidized Mercury Measurements Collected by Atmospheric Mercury Network

著者 (2件)： CHENG Irene (Sci. and Technol. Branch, Environment and Climate Change Canada, Ontario, CAN) ,  ZHANG Leiming (Sci. and Technol. Branch, Environment and Climate Change Canada, Ontario, CAN)
資料名： Environmental Science & Technology  (Environmental Science & Technology)
巻： 51  号： 2  ページ： 855-862  発行年： 2017年01月17日 
JST資料番号： B0839A  ISSN： 0013-936X  CODEN： ESTHA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ガス状酸化水銀(GOM)の正確な計測は,環境中の水銀循環研究に不可欠であり,Tekran計器が広く用いられている。しかし,計測不確実性程度のコンセンサスがない。本研究では,従来のGOM計測の不確実性を数的方法で評価した。毎週の大気GOMを,掃気比率法による毎週の水銀湿式堆積測定から予測し,2~4時間毎のGOM現場測定と比較した。そして,大気水銀ネットワーク(AMNet)の13測定所におけるTekran計器の測定バイアスを評価した。その結果,6か所では複数年の平均GOM計測バイアス因子は2以上,他の6か所では1.5~1.8,1か所は1.3以下であった。予測値と観測値の差異は夏季で大きく,これはオゾン濃度が高くGOMサンプリングに影響したと思われる。複数個所での6年間の収集データ解析から,GOM計測のシステム的バイアスが示唆され,GOM化学組成同定と,計測技術の更なる研究が必要と分かった。

シソーラス用語： 大気 ,  水銀 ,  ネットワーク ,  *酸化水銀 ,  計測 ,  評価 ,  *不確実性 ,  汚染物質 ,  循環 ,  意思決定 ,  掃気 ,  バイアス ,  試料採取 ,  化学組成 ,  大気汚染 ,  *公害計測 ,  測定データ ,  データ解析
準シソーラス用語： オゾン濃度 ,  *ガス状汚染物質 ,  コンセンサス ,  サンプリング【試料採取】 ,  観測値 ,  現場測定 ,  大気汚染計測 ,  不確実性評価 ,  物質循環 ,  予測値

分類 (3件)： 大気質調査測定一般  (SB03040I) ,  水銀とその化合物  (SB05023Z) ,  信頼性  (KB04040H)

タイトルに関連する用語 (6件)： 大気 ,  水銀 ,  収集 ,  酸化水銀 ,  計測 ,  不確実性評価