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J-GLOBAL ID：201702263253559905   整理番号：17A0018820

飛行する鳥の群れの計測と解析

著者 (5件)： 水口毅 (大阪府大 大学院工学研究科) ,  右衛門佐誠 (大阪府大 大学院工学研究科) ,  早川美徳 (東北大 教育情報基盤セ) ,  VASARHELYI Gabor (Eoetvoes Univ.) ,  NAGY Mate (Max Planck Inst. Ornithology)
資料名： 可視化情報学会誌  (可視化情報)
巻： 37  号： 144  ページ： 14-19,1(3)  発行年： 2017年01月01日 
JST資料番号： S0973B  ISSN： 0916-4731  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿はステレオカメラによるユリカモメの動態解析とGPSによるハトの動態データの再解析を紹介した。まず,実データに基づいた鳥の群れの動態解析を行った。ここではステレオカメラを用いて,ユリカモメの群れの動画から個体の三次元的な位置を再構築したことで,羽ばたき運動や相対位置を定量化することに成功した。そして,相対位置の分布から,追尾個体は真後ろを避け,同一水平面内で両翼長程度離れたところに位置する傾向が有ることを明らかにした。これは,鳥の群れにおいて,追尾個体が先導個体の作る翼端渦の上昇気流を利用するというシナリオを支持するものである。また,鳥が羽ばたいている場合は翼端渦も時空間的に振動すると考えられ,追尾個体はその振動する渦場の中を自らも羽ばたきながら飛行するわけであるから,先導個体と追尾個体のはばたき振動の間にはたとえば位相の相関など何らかの関係があると期待されると述べた。

シソーラス用語： *鳥類 ,  *群れ ,  *フラッピング ,  上昇気流 ,  時空 ,  傾斜計 ,  *GPS ,  *ステレオカメラ ,  ユリカモメ ,  レーザ距離計 ,  相対位置 ,  翼端渦 ,  ハト目 ,  数値化 ,  *脊椎動物
準シソーラス用語： ハト類 ,  *GPS【位置決め】 ,  再解析 ,  追尾 ,  定量化 ,  *動態解析

分類 (2件)： 個生態学  (EE03020H) ,  その他の飛しょう体の力学的事項  (QK02070H)

タイトルに関連する用語 (5件)： 飛行 ,  鳥 ,  群れ ,  計測 ,  解析