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J-GLOBAL ID：201702263352869133   整理番号：17A0456375

地形・地質から見た鳴門海峡の成立

著者 (12件)： 西山賢一 (地学団体研究会) ,  西山賢一 (徳島大) ,  瀬部直之 (地学団体研究会) ,  瀬部直之 (大塚製薬工場) ,  石田啓祐 (地学団体研究会) ,  石田啓祐 (徳島大) ,  中尾賢一 (地学団体研究会) ,  中尾賢一 (徳島県博物館) ,  辻野泰之 (地学団体研究会) ,  辻野泰之 (徳島県博物館) ,  橋本寿夫 (地学団体研究会) ,  橋本寿夫 (阿波市市場中)
資料名： 阿波学会紀要  (Proceeding of Awagakkai)
号： 61  ページ： 1-10  発行年： 2017年03月01日 
JST資料番号： L6309A  ISSN： 1340-6523  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鳴門海峡に関する既存の地形・地質学的研究をレビューするとともに,海峡近隣の小鳴門海峡で掘削されたボーリング試料の分析を行い,新第三紀以降の鳴門海峡の形成過程についての議論を整理した。鳴門海峡は,基盤をなす和泉層群の差別侵食によって形成された岬地形に,約21万年前以降に海水が播磨灘側へ流入するようになって成立したと考える説が有力である。渦潮を伴う強い海流による海底の侵食が海釜を形成した。海水準変動により,氷期には鳴門海峡は陸化し,間氷期には水没する変化が繰り返されたと考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： 海峡 ,  徳島県 ,  淡路島 ,  瀬戸内海 ,  *海水準変動 ,  地層 ,  海流 ,  *侵食作用 ,  試錐調査 ,  *海底地形 ,  新第三紀 ,  第四紀 ,  *海底堆積物 ,  動物化石 ,  ゾウ ,  シカ ,  堆積環境 ,  和泉層群 ,  ナウマンゾウ ,  流体流
準シソーラス用語： *鳴門海峡

分類 (2件)： 第三紀  (DE02060R) ,  海洋地質学  (DE06000F)

引用文献 (41件)：

• 古澤明(1995):火山ガラスの屈折率測定・形態分類とその統計的な解析.地質学雑誌,Vol.101,123-133.
• Huzita, K. (1962) :Tectonic development of the median zone (Setouchi) of Southwest Japan since Miocene. Jour. Geosciences Osaka City Univ., 6, pp.103-144.
• 市原実編著(1993):大阪層群.創元社.
• 石田啓祐(1986):土地分類基本調査 表層地質図 鳴門海峡,徳島県農林水産部編.
• 海上保安庁水路部(1994):平成6年潮汐表第1巻日本及び付近,財団法人日本水路協会.

タイトルに関連する用語 (2件)： 地形 ,  地質