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J-GLOBAL ID：201702263711970057   整理番号：17A1142303

レーザー誘起pHジャンプ法によるM2プロトンチャネルのプロトン輸送機構

Proton Transport Mechanism of M2 Proton Channel Studied by Laser-Induced pH Jump

著者 (2件)： JEONG Ban-Seok (Emory Univ., Georgia, USA) ,  DYER R. Brian (Emory Univ., Georgia, USA)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 139  号： 19  ページ： 6621-6628  発行年： 2017年05月17日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 時間分解Trp(トリプトファン)蛍光分光法と組合せたレーザー誘起pHジャンプ法を用いて,M2TM(M2プロトンチャンネル膜貫通ドメイン)のHis37の急速プロトン化と,Trp41付近の微小環境を混乱させるその後の立体構造変化を調査した。M2プロトンチャンネルの細孔中のHis37の異常な急速プロトン化を観察したが,これは,プロトン収集アンテナ残基としてのM2TMのN末端ドメインにおけるAsp24残基の役割を示す。His37テトラドのプロトン化は,チャンネルのC末端の開放とTrp41の水への露出を誘起する。立体構造変化からのプロトン化工程の一時的デカップリングは,運送器型機構は実行不可能であることを示唆する。M2プロトンチャンネルは環境に敏感であるので,膜構造や動力学の影響を解明するには種々の組成でのさらなる実験が必要である。

シソーラス用語： 陽子 ,  *プロトン移動 ,  レーザ ,  pH【水素イオン指数】 ,  プロトン化 ,  *膜貫通タンパク質 ,  立体構造 ,  蛍光分光法 ,  アミノ酸 ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  第一アミン
準シソーラス用語： プロトン ,  *プロトン輸送 ,  プロトン化反応 ,  膜貫通ドメイン

分類 (1件)： 蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N)

物質索引 (1件)： トリプトファン

タイトルに関連する用語 (6件)： レーザー誘起 ,  pH ,  ジャンプ ,  プロトン ,  チャネル ,  プロトン輸送