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J-GLOBAL ID:201702263718232967   整理番号:17A1187840

二本鎖RNA分解酵素はトノサマバッタにおける経口RNA干渉の効率を減少させる【Powered by NICT】

A double-stranded RNA degrading enzyme reduces the efficiency of oral RNA interference in migratory locust
著者 (13件):
資料名:
巻: 86  ページ: 68-80  発行年: 2017年 
JST資料番号: D0873A  ISSN: 0965-1748  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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害虫管理のためのRNA干渉(RNAi)の応用は,異なる昆虫種におけるRNAiの可変効率によって制限されている。Locusta migratoria(トノサマバッタ)では,RNAiであるdsRNAの注入による高効率が,dsRNAの経口デリバリーはそれほど効果的であった。この現象を理解するための努力はdsRNAであるヌクレアーゼ酵素活性による血リンパよりも中腸液においてより急速に分解することを示した。本研究では,L.migratoriaの中腸からの二本鎖RNA分解酵素(dsRNアーゼ)の二個の全長c DNA,LmdsRNase2とLmdsRNase3と命名したを同定し,特性化した。遺伝子発現分析は,LmdsRNase2とLmdsRNase3は主に他の試験した組織の中腸胃盲のうにおける比較的低い発現,および微量発現で発現していることを明らかにした。dsGFPを注入したLmdsRNase3抑制幼虫または対照幼虫の中腸液中のdsRNAのインキュベーションは,高レベルの分解をもたらした;が,LmdsRNase2抑制幼虫の中腸液においてインキュベートしたdsRNAはより安定であり,LmdsRNase2である中腸におけるdsRNA分解に関与する示した。in vivo LmdsRNase2の生物学的機能を検証するために,幼虫はdsGFP,dsLmdsRNase2またはdsLmdsRNase3とキチナーゼ10(LmCht10)を注射したあるいはキチンシンターゼ1(LmCHS1)dsRNAを経口投与した。レポーター遺伝子ノックダウンに関連した死亡率はdsLmdsRNase2(それぞれ,dsLmCht10とdsLmCHS1に対して,48%および22%)を接種したバッタでのみ観察され,RNAi効率を低下させるLmdsRNase2を示唆した。さらに,組換発現したLmdsRNase2融合蛋白質は,dsRNAを急速に分解が,LmdsRNase3はそうではなかった。これらの結果は,dsRNA経口バッタに供給されたとき中腸におけるdsRNase2によるdsRNAの急速な分解は,低RNAi効率を引き起こす重要な因子であることを示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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酵素生理  ,  分子遺伝学一般 
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