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J-GLOBAL ID：201702263724668468   整理番号：17A1224739

河口干潟の潮下帯における泥水流に関する基礎的研究

AN EXPERIMENTAL STUDY ON DENSITY CURRENT OVER CLINOFORM AT A RIVER MOUTH DELTA

著者 (5件)： 小野翔悟 (五洋建設株式会社土木設計部) ,  辻本剛三 (熊本大学大学院 先端科学研究部) ,  田畑健吾 (熊本大学大学院) ,  外村隆臣 (熊本大学工学部技術部) ,  高野保英 (近畿大学理工学部 社会環境工学科)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_624-I_629(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 熊本県白川河口域の干潟地形において潮下帯に形成される前置層斜面に着目した.2016年の熊本地震による斜面崩壊や洪水による土砂供給の影響で,前置層斜面が2014年から100m余り前進していることを現地調査で確認した.前置層斜面の発達に寄与する底泥の挙動を把握するために泥水の挙動を下層密度流として扱い室内実験を行った.泥水の供給量は一定とし濃度と斜面勾配を変化させ,流速と濃度を計測した.泥水濃度の増大に伴い流れが加速され,流れの逆流域の範囲も拡大するが,濃度は一様化されずに高濃度領域は底面近傍で見られた.底泥の沈降速度を泥水濃度と塩分濃度を変化させた実験を行い,泥水濃度が16000ppm程度で沈降速度が最大となり,既存の結果と算定式と同様な結果となった.(著者抄録)

シソーラス用語： *干潟 ,  地形 ,  *浅水域 ,  泥土 ,  供給 ,  *泥水 ,  *水流 ,  濃度 ,  屋内試験 ,  塩分 ,  沈降速度
準シソーラス用語： 塩分濃度 ,  *河口干潟 ,  干潟地形 ,  底泥 ,  泥水濃度 ,  *泥水流 ,  土砂供給

著者キーワード (5件)： density current ,  clinoform ,  river mouth delta ,  mud flow ,  cohesive sediment

分類 (2件)： 海岸工学  (RC13000X) ,  沿岸海洋物理学  (DC06060N)

引用文献 (11件)：

• 1) 国土交通省:ttp://www.qsr.mlit.go.jp/tateno/damujigyo/link/
• 2) https://mainichi.jp/articles/20170209/k00/00m/040/141000c
• 3) Keneke, G. C., Sternberg, R. W. Trowbridge, J. H. and Geyer, W. R. : Fluid-mud processes on the Amazon continental shelf, Continental Shelf Research, 16, pp. 667-696, 1996.
• 4) Harris, K. C., Traykovski, P. and Geyer, W. R. : Flood dispersal and deposition by near-bed gravitational sediment flows and oceanographic transport: A numerical modeling study of the Eel River shelf, north California, Journal of Geophysical Research, 110, C09025, doi:10.1029/2004JC002727, 2005.
• 5) 山田文彦,白川雄一郎,穴井広和,草合良友,坂西由弘,山本浩一,小林信久:シルト・粘土の質量に基づく土砂収支法の提案と河口潮間帯干潟への適用,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 65, No. 1, pp.476-480,2009.

タイトルに関連する用語 (4件)： 河口干潟 ,  潮下帯 ,  泥水 ,  基礎的研究