文献
J-GLOBAL ID:201702263775170346   整理番号:17A0495470

SSHパスワードクラッキング攻撃におけるデータサイズを用いる検知手法の提案と運用評価

Proposal for a Detection Method Using Data Size of SSH Password Cracking Attacks and its Operational Evaluations
著者 (5件):
資料名:
巻: 58  号:ページ: 695-707 (WEB ONLY)  発行年: 2017年03月15日 
JST資料番号: U0452A  ISSN: 1882-7764  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
インターネットを利用した不正アクセスが多く発生している。特に,SSHサーバに対する不正アクセスの件数は依然として多い。そこで,我々はSSHへのパスワードクラッキング攻撃を検知することを目的として「SSHパスワードクラッキング攻撃検知システム(SCRAD)」を開発・運用してきた。本システムではSSHサーバと送信元間の1コネクションのパケット送受信回数からパスワードクラッキング攻撃を検知している。従来のシステムの運用結果を分析したところ,scpやrsyncにより少量のデータを送受信する際に正規ユーザを誤検知していた。scpによるコネクションを調査して,パケット数は攻撃者コネクションと類似しているが,データサイズは攻撃者コネクションよりも大きい傾向にあると判明した。本論文では,パケット数による検知手法の誤検知を改善するために,データサイズを用いる検知手法を提案する。また,2014年7月に収集したパケットデータを入力として提案手法と従来のパケット数を用いる検知手法を比較し,提案手法の有用性を検証した結果,攻撃者のコネクション判定率を維持しつつ正規ユーザのコネクション判定率を67.3%から90.1%に改善できた。さらに,2015年2月から2016年5月までの提案手法の運用結果を分析した結果,攻撃者のコネクションを99.7%正確に判定できたが,正規ユーザのコネクション判定率は72.2%であった。提案手法によりSSHパスワードクラッキング攻撃によるSSHサーバへの侵入のリスクを低減できることと,正規ユーザを誤検知することにより,ユーザの利便性を損ねる可能性があることが判明した。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
データ保護  ,  計算機システム運用管理  ,  その他のシステムプログラミング 
引用文献 (10件):
もっと見る

前のページに戻る