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J-GLOBAL ID:201702263789976709   整理番号:17A0546186

マグネシウムにアシストされ持続的な増殖傾向を示す鉄分がきわめて多い門歯

Magnesium-Assisted Continuous Growth of Strongly Iron-Enriched Incisors
著者 (11件):
資料名:
巻: 11  号:ページ: 239-248  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: W2326A  ISSN: 1936-0851  CODEN: ANCAC3  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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齧歯動物の門歯は伸び続ける性質を有しており,異なるミクロ構造や特性を有する複数の構成要素が,1個の機能的デバイスに纏められた構造より成っている。本研究において著者らは,門歯の構造特性および機械的特性を評価し,重要かつ見事に調整されたミクロ構造を確認した。エナメル色素沈着のプロセスは,非常に厳格に制御されていたが,これは,色素性Feエナメル(Fe-EN)のポケット内部に,水酸化鉄のみが存在するフェーズの存在により示された。色素性のFe-EN,TZ(中間層),Fe-SL(鉄分リッチな表層)などによって示されるように,各種材料とメカニズムとの戦略的組み合わせが行われているが,これにより,門歯が,その機械的強さや頑丈さを極限まで高めることに役立っている。著者らは,Fe-SL中に,化学的に多様な組成物として,水酸化鉄,(Fe,Ca)-ホスフェート,および(Ca,Fe)-ホスフェートの各フェーズなどを特定した。典型的な門歯のオレンジブラウンの呈色は,Fe-SLの存在と密接に関連している。著者らは,増殖を続ける門歯のDT(ぞうげ細管)およびID(管間象牙質)内に,異常に高い量のMgを検出した。このMgの正確な役割については,現時点では詳しくわかっていないが,Mg流入量が高いことと,初期の門歯成長との間には,何らかの相互関係あるいは必要条件の存在が示唆される。本研究で見出されたような,極度に高い量は,今まで歯や骨格組織を含む生体内鉱質形成において観察された報告はない。
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分類 (6件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生物科学研究法一般  ,  細胞生理一般  ,  動物学一般  ,  骨格系  ,  口腔,食道  ,  無機化合物一般及び元素 

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