抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本の人口は減少を続け,2050年までに3000万人減少するといわれている。人口減少に伴う都市縮小は,経済衰退と雇用の喪失という経済問題,郊外化と居住システムの変化という都市・住宅問題,出生率の低下,高齢化といった人口構造問題の3要因が関連して生じる。本稿ではそのうち居住と居住地に焦点を当て,検証する。欧米の事例と我が国の異なる点は,空き家・空きビルの増加である。その解決策に明快な方向性は出ていないが,都市をたたむという「コンパクトシティ」の考え方がある。この考えをさらに進めた,「コンパクト+ネットワーク」モデルの紹介とその事例を紹介する。結論として,人口減少は,都市のコンパクト化とともに今まで画一的だった居住・居住地の多様性を評価し,その多様性を追求すべきである。