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J-GLOBAL ID：201702264152237096   整理番号：17A0590217

栃木県県北地域における皆伐再造林の収支分析

著者 (3件)： 赤熊恵理 (宇都宮大 農) ,  有賀一広 (宇都宮大 農) ,  奥山智洋 (那須町森林組合)
資料名： 宇都宮大学農学部演習林報告(Web)  (宇都宮大学農学部附属演習林報告(Web))
号： 53  ページ： 69-77 (WEB ONLY)  発行年： 2017年03月30日 
JST資料番号： U0671A  ISSN： 0286-8733  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 皆伐再造林による持続的な森林経営を目指すための調査を実施した。栃木県県北地域においてN森林組合の皆伐再造林に関して2013年度の2者協定の4箇所,2014年度のモデル事業5箇所を対象に各種経済的指標について分析し,著者らが分析した従来型間伐と機械化間伐と比較検討した。その結果,搬出材積はモデル事業皆伐が2者協定皆伐より高かった。売上金額もモデル事業皆伐が2者協定皆伐より高かった。労働生産性は機械化間伐で向上し,皆伐ではさらに向上することを確認できた。主作業費はモデル事業皆伐と2者協定皆伐はほぼ同じであり,従来型間伐と機械化間伐より低かった。所要人工数はモデル事業皆伐が2者協定皆伐よりやや多かった。再造林費用はモデル事業皆伐と2者協定皆伐はほぼ同じであり,収支はモデル事業皆伐の方が2者協定皆伐より利益が多かった。以上,皆伐作業は間伐作業と比較して全体的に効率的であり,モデル事業皆伐と2者協定皆伐の比較では部分的にモデル事業皆伐の方が良い結果ではあったが両者に大きな差は無かった。

シソーラス用語： 栃木県 ,  *伐木 ,  間伐 ,  *森林更新 ,  林業 ,  経営管理 ,  森林計画 ,  材積 ,  労働生産性 ,  原価 ,  工数 ,  皆伐 ,  持続可能な森林管理 ,  森林管理 ,  産業
準シソーラス用語： *皆伐再造林 ,  持続可能な森林経営 ,  森林経営 ,  林業経営

分類 (2件)： 森林経営・経理  (FF01030I) ,  森林の人工更新  (FF03020L)

タイトルに関連する用語 (6件)： 栃木 ,  地域 ,  皆伐 ,  再造林 ,  収支 ,  分析