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J-GLOBAL ID：201702264161343052   整理番号：17A1197673

木質バイオマスの利活用はどうあるべきか 第19回 早急な軌道修正が必要なバイオマス

著者 (1件)： 泊みゆき (バイオマス産業社会ネットワーク)
資料名： 隔月刊地球温暖化  (Prevention of Global Warming)
号： 51  ページ： 26-27  発行年： 2017年09月15日 
JST資料番号： L7657A  ISSN： 1884-071X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 温暖化対策として見た場合,バイオマスはカーボンニュートラルとは限らない。例えば,パーム油発電では,パーム農園開発の際の泥炭地開拓などにより,パーム油のCO2排出係数は石炭よりも高いというデータもある。こうした点は,2017年8月に環境省が発表した「武豊火力発電所リプレース計画に関わる環境影響評価準備書に対する環境大臣意見」でも指摘されている。同意見では,石炭火力事業の実施について再検討を含めあらゆる選択肢を勘案して検討することが重要とし,木質バイオマス混焼については,国際的な森林認証を得た材料の調達などにより違法な森林伐採などの回避や,燃料調達段階におけるCO2排出量の総合的な評価を実施したうえで当該排出の低減に最大限努めること,混焼率の維持,国内の木質バイオマス利用に最大限努めること,以上について定期的に公表することを事業者に求めている。

シソーラス用語： *木質バイオマス ,  物質収支 ,  火力発電 ,  二酸化炭素排出量 ,  *環境アセスメント ,  *発電所 ,  燃焼 ,  制度 ,  認証
準シソーラス用語： カーボンニュートラル ,  パーム油発電 ,  CO2排出量 ,  *環境影響評価 ,  *石炭火力発電所 ,  混焼 ,  森林認証

分類 (3件)： 火力発電  (NB03040D) ,  生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y) ,  環境問題  (SA01020V)

タイトルに関連する用語 (4件)： 木質バイオマス ,  活用 ,  軌道修正 ,  バイオマス