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J-GLOBAL ID:201702264276931486   整理番号:17A1006444

農業排水浄化を目的とした窒素と有機物の同時除去の向上と結合担体経由の固相脱窒連続フローの最適化

Optimization of continuous-flow solid-phase denitrification via coupling carriers in enhancing simultaneous removal of nitrogen and organics for agricultural runoff purification
著者 (7件):
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巻: 28  号:ページ: 275-285  発行年: 2017年08月 
JST資料番号: W0249A  ISSN: 0923-9820  CODEN: BIODEG  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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10年以上もの間,農業廃水は窒素汚染の主な原因であると考えられてきた。そのような中,生物分解性のトウモロコシ穂軸とプラスチック担体の組み合わせが,連続固相脱窒系において最適化され,農業廃水中の窒素と有機物の同時除去の向上のため用いられた。プラスチック担体比較すると,トウモロコシ穂軸は,6時間の水理学的滞留時間(HRT)において,硝酸塩(6.64±1.35mgL-1day-1)と有機物の除去(6.33±1.44mgL-1day-1)を同時に向上させることが示された。また,HRTを12時間まで延長することで,作業能力がさらに向上した。トウモロコシ穂軸中で見られた優勢な属は,硝酸還元のための脱窒細菌(Bosea,Simplicispira,Desulfovibrio,Klebsiellaなど)と,発酵細菌(Pleomorphomonas,Actinotalea,Opitutus,Cellulomonas,Bacteroidesなど)であった。そしてそれらの細菌は他の脱窒細菌のためにトウモロコシ穂軸を単純な有機物に分解することが可能であった。しかしながら,Bradyrhizobium,Acinetobacter,Bacillusなどの脱窒細菌非常に少なかったが,トウモロコシ穂軸での除去効果がプラスチックフィルター上で示された。このことから,トウモロコシ穂軸上の生物膜が効果的に硝酸塩の除去を行なっているとき,プラスチック担体上の生物膜が主に有機物除去に関係していることが明らかとなった。また,窒素と有機物の同時除去が生物分解性トウモロコシ穂軸の結合担体系において可能であることが示された。以上のことから,窒素と有機物の同時除去は,トウモロコシ穂軸とプラスチックフィルターを組み合わせたSPD結合担体において促進されることが明らかとなった。
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分類 (2件):
分類
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農業廃棄物の廃水処理  ,  土壌生物 

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