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J-GLOBAL ID:201702264344108399   整理番号:17A0551978

“分子中原子”解析への核振動エネルギーの取り込み: 解析的研究

Incorporating nuclear vibrational energies into the “atom in molecules” analysis: An analytical study
著者 (2件):
資料名:
巻: 146  号: 15  ページ: 154106-154106-9  発行年: 2017年04月21日 
JST資料番号: C0275A  ISSN: 0021-9606  CODEN: JCPSA6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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分子中原子に関する量子理論(QTAIM)は,固定核パラダイムに基づいており,電子波動関数で働くだけなので,AIM解析に核振動は含まれない。一方,多成分QTAIM (MC-QTAIM)と呼ばれるQTAIMに関して最近開発された版では,電子と量子核の両方を含む,すなわち,固定点電荷の代わりに量子波動として扱われた核を,非断熱的波動関数を用いてAIM解析に取り込む。このように,MC-QTAIMは核振動の役割をAIM解析に取り入れる自然な枠組みである。本研究では,このMC-QTAIMの文脈内で,原子基底エネルギーに核振動エネルギーを含む定式を詳細に発展させ,その寄与を最近提案された非断熱的Hartree積核波動関数を用いて解析的に導いた。この波動関数の文脈内で,量子核は量子振動子として擬断熱的に考えることができ,等方的調和および異方的非調和振動子モデルの両方を用いて,基底エネルギーへの核振動エネルギーの寄与を明示的に計算できることを示した。このMC-QTAIM解析の文脈内で得られた結果に刺激され,QTAIMの文脈内での発見的解決法を提案し,断熱的に導かれた振動波動関数からの基底エネルギーに核振動エネルギーを含めた。非結合の調和振動子モデルを用いたゼロ点振動エネルギーの基底の寄与に関する明示的な計算によって,MC-QTAIMから導いたものと一致する結果を得た。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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波動方程式の解法,散乱理論 

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