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J-GLOBAL ID:201702264386551821   整理番号:17A1809387

知床半島羅臼町沿岸で確認されたミズダコ産卵場

著者 (1件):
資料名:
号: 94  ページ: 10-13  発行年: 2017年03月30日 
JST資料番号: F0681B  ISSN: 0914-6849  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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北海道で漁獲対象になっているミズダコは世界で最も大きくなるタコの1種で,大きいものでは全長3m,体重50kg近くになる。孵化から4~5年で成熟して産卵するようになる。産卵場はほとんど知られておらず,人工的に作った産卵礁や漁具に卵を産み付けているとの報告がある。記録された産卵場の水深は33~73mと比較的深い。知床半島羅臼町沿岸でミズダコが産卵している様子が観察できるとの情報があり,現地在住のプロ水中カメラマンの協力を得てミズダコ産卵場の環境調査を行った。水深が異なる3か所の巣穴(水深15m,25m,40m)に設置した水温計で,産卵後の夏に水温が18°Cを超える日はほとんどなく,冬はマイナスになっていた。この水温はミズダコの雌親が岸近くで産卵・保護できる水温の上限かもしれない。産卵場の地形について,共同で魚探による深度調査,サイドスキャンソナーによる底質調査,空撮による藻場分布調査を行った結果,特定の水深帯,勾配,岩場/藻場など地形に明確な特徴は見られなかった。巣穴の写真を分析した結果,巣穴に適した隙間さえあれば周囲がどのような地形でも関係なく,ミズダコは産卵・保護しており,隙間の構造こそが重要な要素であると推察された。
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分類 (2件):
分類
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魚類以外の水産動物  ,  個体群生態学 
タイトルに関連する用語 (4件):
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