抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的;慢性閉塞性肺疾患(CHRONIC OBSTRUCTIVE PULMONARY DISEASE,COPD)患者の血漿ケメリン(ケメリン)レベルの変化及び患者の脂質代謝との関係を検討する。方法;COPD患者150例をCOPD群とし,30例の健常者を対照群とした。COPD群において,ボディマスインデックス(BMI)は,消Shou組(BMI<18.5KG/M2,N=116)と非消Shou組(BMI≧18.5KG/M2,N=34)に分けられた。対照群とCOPD群の急性増悪期と安定期の血漿ケメリンと総コレステロール(TC)、トリグリセリド(TG)、低密度リポ蛋白(LDL)、高密度リポ蛋白(HDL)などの血中脂質レベルをELISAで測定した。COPD群の半年内再入院率と死亡率などの予後を統計学的に分析した。ピアソン線形相関分析法を用いて、血漿血漿レベルと血中脂質レベルとの関係及びスピアマン法により、血漿ケメリンと脂質レベルと予後との関係を分析した。【結果】;対照群と比較すると、COPD群の急性増悪期と緩解期の血漿TC、TG、HDLレベルはいずれも低下し、血中ケメリンとLDLレベルは上昇した(P<0.05)。非消Shou組群と比較して、痩せ痩せ群の増悪期と緩和期の血漿TC、TG、HDLレベルはいずれも低下し、血漿ケメリンとLDLレベルは上昇した(P<0.05)。痩せ群の半年内再入院率と死亡率は非喫煙群より高く、COPD群の半年内再入院患者と死亡患者の血漿TC、TG、HDLレベルはいずれも半年以内の入院患者と生存患者より低かった。血漿ケメリンとLDLレベルは半年以内の入院患者と生存患者より高かった(P<0.05)。ピアソン線形相関分析の結果は以下のことを示した。COPD患者の血漿ケメリンレベルはTC,TG,HDLレベルと負の相関を示した(R=-0.695,-0.748,-0.722;P<0.05)。血漿LDLレベルと正の相関があった(R=0.668,P<0.05)。スピアマン順位相関分析の結果は以下のことを示した。COPD患者の血漿TC、TG。HDLレベルは,半年間の再入院率と死亡率と負の相関があった(TC:R=-0.716,-0.737;R=-0.748,-0.753;HDL:R=-0.736,-0.728;P<0.05)。血漿中のケメリンとLDLのレベルは、半年間の再入院率と死亡率と正の相関があった(ケメリン: R=0.753, 0.766; LDL: R=0.742, 0.755; P<0.05)。結論;COPD患者の血漿ケメリンレベルは比較的高く、その脂質代謝状況と関係があり、血漿ケメリンと脂質レベルはいずれもCOPDの予後と関係がある。これはケメリンが脂肪細胞因子として、生体の炎症反応及びCOPD患者の栄養不良による血中脂質レベルの低下に関与し、COPD患者の血漿ケメリンレベルはその脂質代謝状況を反映し、その予後評価の参考指標となる可能性がある。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】