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J-GLOBAL ID:201702264464852965   整理番号:17A0934501

断層分布と大規模崩壊の関連性

The Relationship between Distributions of Faults and Deep Seated Landslides
著者 (3件):
資料名:
巻: 38  号:ページ: 235-248  発行年: 2017年07月25日 
JST資料番号: X0735A  ISSN: 0389-1755  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本論では,断層の分布と深層崩壊との関連について報告した。推定される断層伸長方向にほぼ直交するようにγ線測定の測線を配置して,γ線強度異常区間を破砕帯幅と定義した。また,このγ線強度異常区間において岩盤の劣化状況を把握する目的で,弾性波探査・ボーリング調査を実施し,破砕帯では局所的に厚層風化帯が形成されたと考えられる事例を確認した。主として近畿地方で約50カ所でγ線測定によって239断層を抽出して破砕幅を計測した結果,断層数(N),破砕幅(FW)及び断層長(L)との間で2つの関係式が導かれた。これは断層の規模(破砕幅)が大きいほど断層長が長いが,断層数は少ないことを示している。内陸活断層で発生する地震の破壊面分布から,破砕幅が大きく断層長が長いほど,破壊面は深部まで分布し,厚層風化帯を形成しやすいことが判明した。また,断層数が多い地域ほど深層崩壊が発生していることから,土砂災害発生要因としての断層分布の把握は,崩壊場所の予測に関して重要である。
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分類 (3件):
分類
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斜面安定,掘削変形  ,  放射能探査・検層  ,  土木地質学・水文地質学一般 
引用文献 (12件):
  • 千木良雅弘(2013)深層崩壊-どこが崩れるのか-:近未来社,231p.
  • 羽田野誠一(1974)崩壊性地形(その2):土と基礎,Vol.22-11,85-93,1974.
  • 地頭薗 隆(2006)深層崩壊発生予測の研究:SABO,Vol.88Oct,2-7.
  • 活断層研究会編(1991)新編 日本の活断層-分布と資料-:東京出版会,437p.
  • 小阪和夫・金折祐司・千木良雅弘・吉田鎮男(2010)日本の断層マップ:培風館,239p.
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