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J-GLOBAL ID:201702264522829479   整理番号:17A1379602

ビス(3,5-ジメチルピラゾール-1-イル)メタンを含む新しいクロム(III)錯体の合成,結晶構造,触媒的および抗Trypanosoma cruzi活性【Powered by NICT】

Synthesis, crystal structure, catalytic and anti-Trypanosoma cruzi activity of a new chromium(III) complex containing bis(3,5-dimethylpyrazol-1-yl)methane
著者 (9件):
資料名:
巻: 1146  ページ: 365-372  発行年: 2017年 
JST資料番号: B0948B  ISSN: 0022-2860  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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配位子ビス(3,5-ジメチルピラゾール-1-イル)メタン(L)とCrCl_36H_2Oの反応はカチオン性錯体[Cr(L)(H_2O)2Cl_2]~+,塩化物三水和物[Cr(L)(H_2O)2Cl_2]Cl3H_2Oとして結晶化をもたらした。クロム錯体を元素分析,電気伝導率,赤外及び紫外/可視分光法によって特性化した。単結晶X線回折を用いた結晶構造決定は歪んだ八面体配位球中のクロム中心を示した。結晶に関して,充填はOH...(O,Cl)水素結合と弱いCH...O相互作用によって方向づけられた単斜晶P2_1/c超分子構造を構築した。錯体を無溶媒条件下でのe’-カプロラクトン(CL)の開環重合のための開始剤として優れた特性を示した。得られたポリマーは,高結晶化度(89.9%)と475°C以上の分解温度を示した。さらに,新しい錯体はTrypanosoma cruzi(T.cruzi)株からの上鞭毛型に対して評価した。結果はこの錯体がそれぞれ 1.08μg/mLの最小発育阻止濃度50(MIC_50)とこの寄生虫に対して高い活性を有することを示した。興味深いことに,この化合物は赤血球にほとんど影響を示さなかった,それは細胞毒性がないことを示した。これらの結果は,T.cruziに対して活性を持つとCLの重合における潜在的用途を持つ簡単で利用可能な配位子を用いた金属錯体の設計への興味ある寄与を提供する。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (5件):
分類
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その他の有機化学反応  ,  原子・分子のクラスタ  ,  分子の電子構造  ,  その他の中枢神経系作用薬の基礎研究  ,  分子の幾何学的構造一般 

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