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J-GLOBAL ID：201702264535955504   整理番号：17A1411615

リソソーム回避のための複合ポリマーの極性変換

Polarity Conversion of Conjugated Polymer for Lysosome Escaping

著者 (5件)： ZHOU Lingyun (Inst. of Chemistry, Chinese Acad. of Sci., Beijing, CHN) ,  ZHOU Lingyun (Univ. Chinese Acad. of Sci., Beijing, CHN) ,  LV Fengting (Inst. of Chemistry, Chinese Acad. of Sci., Beijing, CHN) ,  LIU Libing (Inst. of Chemistry, Chinese Acad. of Sci., Beijing, CHN) ,  WANG Shu (Inst. of Chemistry, Chinese Acad. of Sci., Beijing, CHN)
資料名： ACS Applied Materials & Interfaces  (ACS Applied Materials & Interfaces)
巻： 9  号： 33  ページ： 27427-27432  発行年： 2017年08月23日 
JST資料番号： W2329A  ISSN： 1944-8244  CODEN： AAMICK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 極性変化によってリソソームおよびエンドソーム膜への透過性を変化させることで,リソソームによるポリマーの捕捉を回避できる複合ポリマー(CP)を開発した。本研究で開発したCPは,切断可能な親水性側鎖を持つポリ(フェニレンエチニレン)(PPE)であり,細胞膜に付着して細胞に侵入後,酸性環境下で親水性側鎖を失うことで細胞質へと移行する。親水性側鎖としてアミノおよびオリゴエチレングリコール基を持つPPE-A,PPE-Aと比較して短い親水性側鎖を持つPPE-B,および切断可能な親水性側鎖を持たないPPE-Cを合成し,それらの特徴付けを行った。3種類のPPEのうちPPE-Cのみがリソソーム回避能を示さなかった。PPE-AとPPE-Bは同程度のリソソーム回避能を示したが,細胞質におけるPPE由来の蛍光強度はPPE-Aの方が強かった。PPE-Aはヒト肺癌細胞株A549に対して細胞毒性を示さなかった。PPE-Aはリソソーム回避を可能とする新規CPとして有用であると結論付けた。

シソーラス用語： *リソソーム ,  *回避 ,  *重合体 ,  *電荷交換 ,  エンドソーム ,  性質 ,  基 ,  細胞膜 ,  機能性高分子 ,  ポリエチレンオキシド ,  キャラクタリゼーション ,  インターナリゼーション ,  放射強度 ,  細胞毒性 ,  アルケン
準シソーラス用語： フェニレン ,  ポリエチレングリコール ,  *極性変換 ,  蛍光強度 ,  細胞内移行 ,  親水基 ,  親水性ポリマ ,  特性化 ,  膜透過性

分類 (1件)： 細胞生理一般  (EF02010S)

物質索引 (1件)： エチレン

タイトルに関連する用語 (4件)： リソソーム ,  回避 ,  複合ポリマー ,  極性変換