抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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長時間にわたる火災防ぎょ等で,防火衣を着装した消防隊員が熱中症を発症することなく活動を継続するためには,効果的な休息を取得する必要がある。消防活動時における熱中症対策を示した当庁の消防活動基準の中で,熱中症の発症が危惧される気象状況下では活動隊員の休息に配意することとされている。さらに,効果的な休息のため休息時に冷却剤の交換などに配意することとなっているが,その効果について定量的には明らかになっていない。また,休息中の体温以外の生理的,主観的指標の変化や休息後の活動時における身体的負担についても,過去に検証されていない。そこで本検証では一定負荷の運動後の休息条件によってもたらされる生理的,主観的評価の変化から休息後の運動における身体的負担,休息時の冷却剤交換の効果について明らかにし,効果的な休息について提言をすることを目的とした。検証の結果,上昇した体温を可能な限り基礎体温に戻し,暑さなどの主観的評価を低下させるには冷却剤の交換が効果的であると考えられる。(著者抄録)