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J-GLOBAL ID:201702264878552318   整理番号:17A1763930

機械の損傷・疲労破壊の原因と対策 故障の原因対策を適切に行い,故障の再発防止の実践を!

著者 (2件):
資料名:
巻: 49  号: 12  ページ: 1-26  発行年: 2017年11月27日 
JST資料番号: F0486A  ISSN: 0289-0178  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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設備保全の基本的な活動は,日常点検あるいは定期点検及び設備保全による,故障を未然に防止するための予防保全活動である。重大故障の原因分析によると,強度および材料の問題で,長時間・重大故障が発生していることがわかる。部材強度が不足して疲労破壊を発生させる原因は,応力集中が発生して疲労強度を低下させるからであり,応力集中の軽減が最大の対策となる。機械技術者には,疲労破壊が発生しない設計,設備の疲労強度評価方法などの技術力が求められる。機械設備や構造物の部材に作用する力は,静的な荷重だけでなく,振幅が変化する変動荷重が加わる場合が多く,設計に際しては疲労破壊が生じないようにしなければならない。機械要素や鋼構造物が破壊した場合の原因究明に欠かせないのが,破断面の観察である。破断面は材料特性と負荷の形態,疲労破面と衝撃破面それぞれの特徴が現れる。疲労破面の場合は,変動応力の状態が破断面に如実に表れ,疲労破面の亀裂の起点は最大応力部であり,応力集中率の高い部位が起点になることが多い。機械の損傷・破壊の発生個所は,機械の部品となる機械要素である。損傷・破壊の発生率の高い,ピン・コッタ,シャーペン,ボルト・ナット,転がり軸受,すべり軸受,歯車などについて,損傷・破壊の原因と対策の知識が必要である。機械要素の劣化の時点で,補修の手段を講じれば故障発生を防止できることはもとより,劣化の原因を排除できる対策を講じることが可能になれば,設備の寿命は著しく長寿命となり得る。
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分類 (2件):
分類
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工場設備管理  ,  ファスナ類,締付,し緩,継手 
引用文献 (10件):
  • 西田正孝『応力集中 増補版』森北出版(1973)
  • 井上紀明『振動法による設備診断』日本プラントメンテナンス協会(1998)
  • 井上紀明『機械の損傷・破壊の原因と対策』森北出版(2006)
  • 井上紀明『保全予防実践マニュアル』日本プラントメンテナンス協会(2001)
  • 吉田亨『金属破断面の見方』日刊工業新聞社(1983)
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