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J-GLOBAL ID:201702264917269103   整理番号:17A0049352

中-下流揚子江地域(2013~2015)におけるイネ-コムギ輪作体系に対する窒素施用量の連続削減の影響

Effect of continuous reduction of nitrogen application to a rice-wheat rotation system in the middle-lower Yangtze River region (2013-2015)
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巻: 196  ページ: 348-356  発行年: 2016年09月 
JST資料番号: W1910A  ISSN: 0378-4290  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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イネ(Oryza sativa L.)とコムギ(Triticum aestivum L.)は国家食料安全保障において重要な役割を果たす安定した食用作物である。夏のイネと冬のコムギの二毛作輪作は中国の中-下流揚子江地域で用いられる主要な作物輪作慣行である。しかし,この地域における窒素(N)肥料の過剰施用は低い窒素利用効率(NUE)に繋がった。著者らが知る限り,イネとコムギの両作期のN肥料削減の作物収量,NUE,および土壌肥沃度に対する効果を調べた研究はない。この研究で著者らは,イネの成長期に180,240.および300kgN/ha,コムギの成長期に135,180,および225kgN/haのN肥料を使用した2年の圃場試験を実施した。イネの成長期には処理間での収量の差は認められなかったが,コムギの成長期にはN肥料施用量の削減は収量に大きく影響した。前期と当期のN肥料の量の削減およびこれらの作期の間の相互作用(R×W)はイネの収量に影響しなかったが,コムギの収量には影響した。加えて,N施用量はN吸収とNUEに大きく影響した。イネの成長期には,Nの農業効率(NAE),Nの生理的効率(NPE),Nの部分因子生産性(NPF)およびNの回収効率(NREそれぞれ20.6~42.5%,11.1~15.8%,23.9~40.2%,および4.8~28.2%向上した。コムギの成長期には,NAE,NPE,NPF,およびNREはそれぞれ20.4~54.9%,8.2~16.5%,21.8~58.3%,および11.6~24.4%向上した。著者らは残った土壌N施肥処理に15N標識尿素を施用し,それは15N肥料の追加はイネ収穫後の0~60cmの土壌断面に相違をもたらさないことを示した。まとめると,N肥料施用量の削減はNUEを効果的に改善してN損失を減らすことができ,N肥料施用の短期的削減は土壌肥沃度に影響しない。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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麦  ,  施肥法・肥効 

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