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J-GLOBAL ID：201702264926743396   整理番号：17A0242916

炭酸塩へのルミネッセンス計測技術の適用

Application of Luminescence Evaluation Technique to Calcium Carbonate

著者 (2件)： 高田徳幸 (産業技術総合研 機能化学研究部門) ,  鈴木淳 (産業技術総合研 地質情報研究部門)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 116  号： 392(OME2016 67-73)  ページ： 53-55  発行年： 2017年01月11日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 炭酸カルシウム(CaCO₃)で構成されるサンゴ骨格は,紫外線を照射するとバンド状発光(蛍光バンド)の年輪が観測される。この年輪パターンは,海洋環境指標として通常用いられる骨格密度由来の年輪(軟X線像)とは異なっており,全く別の気候変動情報を記録したものかもしれない。蛍光バンドを信頼性の高い環境指標として用いるため,その発光機構を明らかにすることは重要である。本報告では,ルミネッセンス(フォトルミネッセンス・熱ルミネッセンス)計測技術の蛍光バンド解析への適用について紹介する。(著者抄録)

シソーラス用語： *炭酸塩 ,  *ルミネセンス ,  *技術 ,  紫外線照射 ,  微細構造 ,  発光 ,  年輪 ,  軟X線 ,  気候変動 ,  光ルミネセンス ,  熱ルミネセンス
準シソーラス用語： *計測技術 ,  珊瑚骨格 ,  バンド状微細構造

分類 (2件)： 測光と光検出器一般  (BD07031F) ,  炭素とその化合物  (YB02060D)

引用文献 (8件)：

• 鈴木淳、川幡穂高、「骨格の酸素・炭素同位体比にみるサンゴ白化現象の記録」、地球化学 38,pp.265-280,October 2010.
• 岨康輝、渡邊剛、島村道代、坂本竜彦、長尾誠也、「サンゴ骨格の発光バンドの発光原因と環境指標としての可能性」、日本サンゴ礁学会誌 第12巻、pp.1-15,2010.
• N.Takada, H.Ishii, “Observation of thermoluminescence in cristalline tris(2-phenylpyridine) iridium microrods using a Fourier transform spectrometer”, Chem.Phys.Lett., vol.593, pp.31-34, January 2014.
• K.Boto, P.Isdale, “Fluorescent bands in massive corals result from terrestrial fulvic acid inputs to nearshore zone”, Nature, vol.315, pp.396-397, 1985.
• G.A.Waychunas, E.O.Lawrence, “Luminescence Spectroscopy”, Reviews in Mineralogy & Geochemistry, vol.78, pp.175-217, 2014.

タイトルに関連する用語 (3件)： 炭酸塩 ,  ルミネッセンス ,  計測