抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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建築から80年以上を経る長屋は,煙抜きのためのトツプライトが塞がれ,真壁から大壁へと改装され,部分的に小壁が取り払われていた。歴史を刻む様々な変化を受け入れながら,新しい暮らしを受容するためにプランニングを整え,耐震補強,屋根の軽量化,設備の更新を伴う改修を行った。建築当初の間取りを読み取り,それを尊重しつつも,既存の状態よりも部屋の境界線を明確にし,4つの個室を田の字型に配置した。土の字型の部分は,小壁による仕切り,床のレベル差,吹抜による天井高の変化など,既存の間取りが持つ要素をそのまま残しつつ,田の字型の均質性に対峙する不均質な空間としている。2住戸の庭は繋がれ,玄関までのアプローチとして活用し,また界壁に設けた仮設壁を取り除くと4人でのシェア居住が可能となる。