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J-GLOBAL ID：201702265231916755   整理番号：17A1777506

GC-MSによる炎症関連うつ病における視床下部でのアミノ酸とプリン代謝の不均衡【Powered by NICT】

Imbalance in amino acid and purine metabolisms at the hypothalamus in inflammation-associated depression by GC-MS

著者 (10件)： Wu Yu (The Institute of Clinical Research and Translational Medicine, Gansu Provincial Hospital, 204 Donggang West Road, Chengguan District, Lanzhou, Gansu 730000, China. [e-mail]) ,  Li Yonghong ,  Jia Yanjuan ,  Wei Chaojun ,  Xu Hui ,  Guo Rui ,  Li Yuanting ,  Jia Jing ,  Qi Xiaoming ,  Gao Xiaoling
資料名： Molecular BioSystems  (Molecular BioSystems)
巻： 13  号： 12  ページ： 2715-2728  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2331A  ISSN： 1742-206X  CODEN： MBOIBW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 視床下部機能障害はうつ病における重要な因子である増加しつつある証拠は,神経炎症異常だけでなく,神経伝達物質の不均衡と欝病の病態生理におけるプリン作動性システムに焦点を当てた。しかし,神経炎症のある欝病患者の視床下部における代謝変化についてはほとんど知られていない。ここで確立されたリポ多糖類(LPS)誘発されたうつ病マウスモデルの利点を利用して,ガスクロマトグラフィー-質量分析(GC MS)を用いて視床下部における代謝変化を測定した。スクロース嗜好試験(SPT),オープンフィールド試験(OFT),強制水泳試験(FST)および尾懸垂試験(TST)は,抑うつモデルを評価するために行った。うつ病マウスの視床下部で発生する代謝障害をより良く理解するために,多変量統計は,LPS誘導抑制を有するマウスの視床下部における差次的に発現した代謝産物の臨床的意義を解析するために適用した。バイオインホマティックス分析は,変化した代謝産物間の潜在的関係を検出した。データはLPS誘導抑制を持つマウスは減少しショ糖摂取と不動時間増加のようないくつかの特徴的な症状におけるうつ病患者の良好な模倣体であることを確認した。本研究では,27種類の異なって発現する代謝産物はLPS誘導抑制を持つマウスの視床下部において同定された。ここでは,これらの代謝物の十七は減少したが,10種の代謝物が増加した。これらの分子変化はアミノ酸とプリン代謝の摂動に密接に関連した。著者らのデータは,アミノ酸とプリン代謝の機能障害は炎症抑制の主要な特性の一つであることを示した。これらの結果は,抑うつの根底にある機構,炎症仲介うつ病の病因における視床下部の役割に光を当てるであろうに新しい洞察を提供した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： *うつ病 ,  病因 ,  *GC-MS分析 ,  代謝異常 ,  *アミノ酸 ,  *視床下部 ,  病態生理 ,  *炎症 ,  *代謝 ,  代謝産物 ,  モデル ,  神経伝達物質 ,  機能障害 ,  窒素複素環化合物
準シソーラス用語： *プリン代謝 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (1件)： 代謝一般  (EB02030C)

物質索引 (1件)： プリン

タイトルに関連する用語 (7件)： GC-MS ,  炎症 ,  うつ病 ,  視床下部 ,  アミノ酸 ,  プリン代謝 ,  均衡