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J-GLOBAL ID：201702265344314816   整理番号：17A1478725

感情推定と知識獲得機能を有する対話システムの構築

A Dialogue System with Emotion Estimation and Knowledge Acquisition Functions

著者 (2件)： 松井辰哉 (慶應義塾大学大学院) ,  萩原将文 (慶應義塾大学大学院)
資料名： 日本感性工学会論文誌(Web)
巻： 16  号： 1  ページ： 35-42(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0400A  ISSN： 1884-5258  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,感情推定と知識獲得機能を有する対話システムを提案した。感情推定部では,音声と自然言語処理を用いた提案バイモーダル手法で9感情の推定を行った。入力音声に対して,音声処理による感情推定と音声認識により得られたテキスト文による自然言語処理による感情推定の2つの方法を用いた。音声処理部では,音声データから396次元の特徴を抽出し,ニューラルネットワークの一つであるStacked Denoising AutoEncoderの学習を利用した。一方,自然言語処理では,形態素情報と共起頻度の2つの手法により推定を行った。では,2つの方法が提案されている。第1は,感情表現辞書と入力文の言葉との関係の意味を考察することである。第2の方法は,感情辞書中の感情語の共起頻度を考慮することである。知識獲得部では,入力文からの関係パターンを抽出する。評価実験では,感情推定の妥当性と応答文の多様性の観点から,提案された対話システムが既存のシステムよりも高い精度を得ていることを確認することができた。

シソーラス用語： *推定 ,  感情 ,  *知識獲得 ,  *計算機利用システム ,  音声処理 ,  対話処理 ,  音声 ,  *自然言語処理
準シソーラス用語： *音声対話システム ,  *感情推定

著者キーワード (5件)： Dialogue system ,  Natural language processing ,  Voice processing ,  Emotion estimation ,  Knowledge acquisition

分類 (4件)： 人工知能  (JE08000Z) ,  自然語処理  (JE06000L) ,  パターン認識  (JE07000S) ,  人間機械系  (IB03000G)

引用文献 (41件)：

• [1] 河原達也:音声対話システムの進化と淘汰,人工知能学会言語・音声理解と対話処理研究会資料,67,pp.7-12,2013.
• [2] Apple:あなたの声を使ってSiriにもっと色々頼みましょう,http://www.apple.com/jp/ios/siri/
• [3] 朝日新聞特集,2030年ロボットと私,2015.5.31-6.21.
• [4] 渋谷昌三:めんどくさい人の取り扱い方法,PHP研究所,2013.
• [5] 内田由紀子,北山忍:思いやり尺度の作成と妥当性の検討,The Japanese Journal of Psychology,72(4),pp.275-282,2001.

タイトルに関連する用語 (4件)： 感情推定 ,  知識獲得 ,  対話システム ,  構築