抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
日本文書マネジメント協会(JIMA)は,2014年からアーカイブ用光ディスク製品認証制度の運用を開始し,さらにアーカイブ用ディジタル保存媒体としての光ディスクの普及促進活動等,ディジタルアーカイブ事業に対して積極的な取り組みを行っている。また光ディスクは,安価で互換性に優れ,電力を使わずにデータを保存できる省エネルギーであるため,JIS X6257「長期データ保存用光ディスクの品質判別方法及び長期保存システムの運用方法」が,制定された。JIS X6257の規格の構成と概要は,次のとおりである;(1)光ディスク規格:保存されたデジタルデータの安全性を確保するために情報の消失及び書換を回避するだけでなく,非かいざん性の重要性に着目し,これまで策定されたCD,DVD,及びBDの光ディスクの追記形光ディスクのみを適用範囲とした。(2)光ディスクの品質判別方法:最適に記録されたディジタルデータに対して,品質評価項目としてデジタルデータの再生時のデジタルエラー値を用いて,その検査値を用いて,その検査値によって定量的にアーカイブ用途の品質グレードに応じた初期品質を判断している。本規格を制定することで,ユーザは,長期間のデジタルデータ保存を行うための追記形光ディスクを使用するデータ保存システムを構築することができる。