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J-GLOBAL ID:201702265665932096   整理番号:17A0591528

Li-O2電池用の非貴金属カソード触媒としてのナノ構造化2元金属鉄・モリブデン窒化物

Nanostructured Bimetallic Iron Molybdenum Nitride as a Non-Precious Cathode Catalyst for Li-O2 Batteries
著者 (6件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 720-724  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: W1351A  ISSN: 1533-4880  CODEN: JNNOAR  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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最近,充電可能なLi-O2電池,特に非水系の電池の開発が注目されている。最先端のリチウムイオン電池よりも遙かに高い比エネルギーとエネルギー密度のために,非水系Li-O2電池は将来の電気自動車のための非常に有望な電源と考えられている。多くの発展がもたらされてきたが,放電/充電中の大きな過電圧,サイクル安定性の悪さおよび充電速度能力の低さを含む多くの課題が非水系Li-O2電池の実用化を妨げている。非水系Li-O2電池の再充電に関する性能は,Li2O2の可逆的な形成/分解に密接に依存する。従って,放電および充電反応の際に,多孔質酸素陰極がLi-O2電池において重要な役割を果たす。酸素陰極は,放電中にLi+とO2との反応の過程において形成される未溶解の放電生成物,Li2O2,を収容する必要がある。Li2O2の非常に限定された電子輸送や放電生成物中におけるLiCO3の存在などの幾つかの要因が,充電過程中の大きな過電圧に寄与するが,有効な電極触媒がまだ無いことが別の重要な要因でもある。本稿では,Li-O2電池用の非貴金属カソード触媒としてのナノ構造化2元金属鉄・モリブデン窒化物の作製とその特性を研究した結果を報告する。ナノ構造を持つFe3Mo3Nを,Mo前駆体とFe前駆体の単純な固相反応に続くアンモニア処理によって作製した。得られたFe3Mo3Nは,非水電解液中における酸素の還元および発生に関する優れた2機能性電極触媒活性を示すことが分かった。Fe3Mo3Nをカソード触媒として組み込んだ場合,得られたLi-O2電池は過電圧の低下および良好なサイクル安定性を示すことが判明した。このLi-O2電池の優れた性能は,電極触媒活性とFe3Mo3Nの持つ好ましいナノ構造に起因すると思われる。この結果は,Fe3Mo3NがLi-O2電池のための有望なカソード触媒材料であることを示している。
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分類 (1件):
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二次電池 

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