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J-GLOBAL ID:201702265700275818   整理番号:17A0983274

カルシウムと亜鉛が脂質膜の構造に特異的に影響する

Calcium and Zinc Differentially Affect the Structure of Lipid Membranes
著者 (8件):
資料名:
巻: 33  号: 12  ページ: 3134-3141  発行年: 2017年03月28日 
JST資料番号: A0231B  ISSN: 0743-7463  CODEN: LANGD5  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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中性子小角散乱と分子動力学(MD)シミュレーションを用いてジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)生体模倣二分子膜の厚さに及ぼす二価金属イオンMe2+(Me=Ca,Zn)の影響を調べた。これらMe2+イオンの濃度を変化させたときの二分子膜構造に及ぼすイオンの影響が異なることを見出した。イオン濃度を高めると,いずれのイオンでも二分子膜の厚みは増加し,DPPC:Me2+=~1:0.14モル/モルで厚みが最大値をとる。更にCa2+濃度を高めると膜は薄くなり,本来の膜厚に戻る。Zn2+の場合は,結合等温線挙動を示し,更にZn2+濃度を高めると膜厚は変わらず一定値になる。MDシミュレーションによるイオン-脂質対の動径分布関数からCa2+はリン酸塩基酸素と強く結合するが,Zn2+は脂質分子のヘッドグループに対する結合特異性は低いことがわかった。膜構造に及ぼすイオンの効果は二重層の湾曲に起因する幾何学的制約よりも静電相互作用に起因すると考えられる。
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分類 (2件):
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固-液界面  ,  有機化合物の薄膜 
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