抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿は,「地域遺産制度」の実態と成果について報告した。先ず,現在,日本各地で継承されてきた地域の文化や自然を「遺産」として,保存・活用する動きがみられること,本研究では,近年いくつかの地方自治体において取り組まれている「地域が遺すべきと判断したもの」(以下,地域遺産)の継承のための独自の制度を「地域遺産制度」とし,地域遺産制度に取り組んでいる複数の基礎自治体を対象に,地域の独自性という観点から地域遺産制度の特性とその成果を把握し,地域遺産制度のありかたを考察すること等を報告した。次に,地域遺産制度の実態に関し,運営,内容,実績,運営及び内容と実績の関係について報告した。最後に,地域遺産制度の成果と要因に関し,住民参加,認定された地域遺産の種類,地域遺産の関係計画における位置づけ,各地域遺産制度の成果と要因について報告した。