抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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種々のボイラーにおいては主として炭素鋼管が用いられるが,その低い耐食性(耐酸化性を含む)を補うために,溶射被覆が施される。しかしながら,炭素鋼と被覆される耐食材料の材料物性(熱膨張係数)の違いによって使用中に発生する被覆の剥離が課題となっていた。本稿では,この課題に対して開発された,基材との密着性に優れる耐食・耐浸食肉盛溶接の適用について記した。現場における自動肉盛溶接施工法の開発(火炉壁のメンテナンス技術開発に関する基本的考え方,肉盛溶接部の特性),開発した専用自動肉盛溶接システムによる適用事例(大規模事業用火力発電ボイラ,石炭焚きボイラ,流動床ボイラおよび各種回収ボイラ),各種実機ボイラでの評価(大規模事業用火力発電ボイラ,気泡型流動床ボイラ),ならびに長時間稼働による肉盛溶接部の時効について述べた。