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J-GLOBAL ID：201702266005202050   整理番号：17A0518462

実験データからのアスファルテン構造の定式化のための確率論的方法: 不可解な構造の回避

A stochastic method for asphaltene structure formulation from experimental data: avoidance of implausible structures

著者 (3件)： De Leon Jennifer (Universidad Nacional de Colombia - Sede Medellin, Facultad de Minas, Departamento de Procesos y Energia, Carrera 80 No. 65-223, 050041 Medellin, Colombia. [e-mail]) ,  Velasquez Ana M. ,  Hoyos Bibian A.
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 19  号： 15  ページ： 9934-9944  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究は,全体として,実験的なアスファルテンデータに適切にあわせた離散集合の分子構造を定式化するために設計した確率論的手順について述べた。このアルゴリズムは,ペンタン効果の概念とClarの六重項則を定式化プロセスに組み入れている。実験情報から得られた確率分布関数と高エネルギー構造を避けて,与えられた環の数に関するすべての最もらしい配置を含む異性体データベースに基づいて,一連の存続可能な構造を構築した。この手順を文献から集めた実験データに適用した。5000個の構造からなる10個のセットが得られた。その後,各セットを最適化した。最も正確な表現のためには,実験入力を適切に再現するのに4つの分子で十分であった。得られたアスファルテン系は,報告されている分子量,芳香族環の数およびヘテロ原子含量と一致した。分子動力学シミュレーションにより,アスファルテン表現がトルエンおよびn-ヘプタンにおけるアスファルテン凝集挙動を適切に再現することが明らかになった。トルエン中では,単一の3分子凝集体が観察され,大部分のアスファルテン分子は単量体状態であった。n-ヘプタン中では,4つまでの分子を含む凝集物が観察され,多孔質およびコンパクトな凝集体の両方が見出された。研究者が分子中の不適切なねじれを避けることを可能にする,得られたアスファルテン分子の表現は,実験結果によって支持されるように,凝集状態について4Å以下の芳香族コア間の面間距離を再現することができる。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *アスファルテン ,  *分子構造 ,  計算機シミュレーション ,  分子集合体 ,  単量体 ,  確率分布 ,  アルキルベンゼン ,  アルカン
準シソーラス用語： 確率分布関数 ,  分子凝集体 ,  分子動力学シミュレーション

分類 (1件)： 分子の幾何学的構造一般  (BH05021S)

物質索引 (2件)： トルエン ,  n-ヘプタン

タイトルに関連する用語 (4件)： 実験データ ,  アスファルテン ,  定式化 ,  回避