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J-GLOBAL ID:201702266011303706   整理番号:17A0216489

組み換えクチナーゼカット190を用いたポリエステル織物の酵素親水性化とそれらの表面キャラクタリゼーション

Enzymatic Hydrophilization of Polyester Fabrics Using a Recombinant Cutinase Cut 190 and Their Surface Characterization
著者 (8件):
資料名:
巻: 73  号:ページ: 8-18(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: U0723A  ISSN: 2189-7654  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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ポリエステル織物(ポリ(エチレンテレフタレート)(PET)およびエコフェース)を,ポリエステル織物表面のバイオ親水化のために,好熱性放線菌(Saccharomonospora viridis AHK 190)からの組み換えクチナーゼ,カット190*で処理した。50°Cでのカット190*による非晶質PETフィルムの培養の後,酵素処理フィルム上での水およびホルムアルデヒドの接触角は減少し,表面自由エネルギーの極性成分,γsdは,PET表面の酵素-親水化を示すよう増加し,フィルム表面上の親水基(COOHおよびOH)の増加を示している。同様に,ポリエステル繊維を65°Cでカット190*によって処理し,それらの表面を走査型電子顕微鏡観察(SEM),全反射フーリエ変換赤外分光(ATR-FTIR),X線光電子分光(XPS)解析を用いてキャラクタリゼーションを行なった。酵素処理したポリエステル織物はSEMおよびATR-FTIR解析では顕著な変化を見せなかった。しかしながら,XPS解析が酵素処理は表面から3~5nm深さの領域での顕著な変化を誘起したことを示した。酵素処理したポリエステル織物のみが水の毛細管上昇を示し,これは表面親水性の増加に関連すると説明された。酵素処理した織物のメチレンブルーによる増加した色密度も織物表面上のCOOH基の増加を示唆した。他方,酵素処理は引張強さには影響せず,酵素加水分解は織物の表面に制限されることを支持している。(翻訳著者抄録)
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引用文献 (59件):
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