抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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圧力変化によるビニールアイソレータの空気漏れの簡便な検出方法の確立を試みた。この検出方法によりアイソレータ,またはその構成パーツを加圧し,一定時間後の圧力変化から空気漏れの有無とその原因である孔の大きさを推定可能とすることを期待した。実験を行うに当たり,空気漏れの孔(直径0.01mm,0.05mm,0.1mm,0.2mm,0.3mm,0.5mm,0.6mm,および1.0mm)を模倣した部品を作製し,アイソレータを構成する各パーツであるチャンバー,ビニールキャップ,およびスリーブに取付け,加圧を行った。各パーツの圧力は,マルチ環境測定器(testo-435)にて1分ごとに30分間,連続測定した。その結果,チャンバーの圧力は300Paの加圧後,8分で孔の大きさに反比例して有意に下がった。ビニールキャップおよびスリーブは100Paの加圧後,11分で孔の大きさに反比例して有意に下がった。従って,今回試みた圧力変化を利用した空気漏洩の検出方法は,最大11分で空気漏れの有無を検出可能とし,さらに空気漏れの原因である孔の大きさを推定することができた。(著者抄録)