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J-GLOBAL ID：201702266096254968   整理番号：17A0465706

切頂四面体炭化水素における水素貯蔵の理論的研究

Theoretical study of hydrogen storage in a truncated tetrahedron hydrocarbon

著者 (2件)： ISHIKAWA Shigeru (Tokai Univ., Hiratsuka, JPN) ,  YAMABE Tokio (Nagasaki Inst. of Applied Sci., Nagasaki, JPN)
資料名： Applied Physics. A. Materials Science & Processing  (Applied Physics. A. Materials Science & Processing)
巻： 123  号： 2  ページ： 119,1-8  発行年： 2017年02月 
JST資料番号： D0256C  ISSN： 0947-8396  CODEN： APHYCC  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 水素分子の貯蔵に適したサイズと形を持つ炭化水素分子を量子化学的方法により設計し,その性質を調べた。この分子はC₃₆H₂₄の化学量論組成を持ち,4個のベンゼンリングが6個のビニル基に架橋された構造を持ち,切頂四面体骨格を形成する。この分子幾何構造はB3LYP/cc-pVTZ法により最適化された。この分子にはサイズ約8.0Åの空洞があり,空洞は各四面体面に沿う四つの開口を持つ。この空洞に水素分子が取入れられて,その貯蔵が行われる。炭化水素分子と水素分子との相互作用エネルギーを評価した結果,水素分子は+730meVのエネルギー障壁を超えて開口に入り,-140meVの束縛エネルギーをもって空洞の中心に収まることが分かった。この束縛エネルギーはグラファイト表面に対するより3倍大きく,水素貯蔵の環境条件を緩和する。

シソーラス用語： *炭化水素 ,  *四面体 ,  *水素貯蔵材料 ,  計算 ,  化学量論 ,  化学組成 ,  ビニル基 ,  障壁 ,  結合エネルギー ,  エネルギー ,  水素燃料 ,  *水素 ,  *密度汎関数法 ,  吸着エネルギー ,  量子化学計算 ,  相互作用エネルギー
準シソーラス用語： エネルギー障壁 ,  B3LYP

分類 (3件)： 気体燃料の輸送,供給,貯蔵  (YE02060M) ,  炭素とその化合物  (YB02060D) ,  分子・遺伝情報処理  (JE15040B)

タイトルに関連する用語 (5件)： 四面体 ,  炭化水素 ,  水素貯蔵 ,  理論 ,  研究