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J-GLOBAL ID：201702266165327534   整理番号：17A1416743

乳癌細胞に対するルテニウム錯体活性のレビュー

A Review of Ruthenium Complexes Activities on Breast Cancer Cells

著者 (2件)： POPOLIN Cecilia P. (Universidade Federal de Sao Carlos, SP, BRA) ,  COMINETTI Marcia R. (Universidade Federal de Sao Carlos, SP, BRA)
資料名： Mini-Reviews in Medicinal Chemistry  (Mini-Reviews in Medicinal Chemistry)
巻： 17  号： 15  ページ： 1435-1441  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2332A  ISSN： 1389-5575  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 不明 (ARE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 女性で最も広く認められ,第一の死因でもある乳癌はリンパ節,肺,骨,脳への転移も多発する。シスプラチンなど白金錯体は乳癌を含め様々な癌に有効であるが,副作用や耐性のため連続使用に限界があり,そのためNKP-1339,RAWQ11,RuPOPなどの低毒性ルテニウム錯体が開発されている。これら錯体は腫瘍細胞の接着,移動,浸潤,増殖を含め転移プロセスに特異的な抗腫瘍効果を及ぼし,アポトーシスを誘導する。培養乳癌細胞系を用いたこれら錯体のMDA-MB-231細胞を用いたin vitro実験やin vivoモデル実験における抗乳癌作用や配位子効果に関する知見について概観する。Ru錯体は細胞外マトリックスへの腫瘍細胞接着の有意な低下や低細胞毒性が報告されており,乳癌に対する治療潜在力が期待できる。

シソーラス用語： *ルテニウム錯体 ,  *抗腫瘍薬 ,  *乳房腫瘍 ,  in vitro実験 ,  腫瘍細胞 ,  培養細胞 ,  病態モデル ,  in vivo実験 ,  配位子効果 ,  構造活性相関
準シソーラス用語： *転移性乳癌 ,  MDA-MB-231細胞

分類 (2件)： 抗腫よう薬の基礎研究  (GW16010A) ,  腫ようの実験的治療  (GE02040Y)

タイトルに関連する用語 (4件)： 乳癌細胞 ,  ルテニウム錯体 ,  活性 ,  レビュー