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J-GLOBAL ID：201702266177379395   整理番号：17A1995865

高エントロピ合金およびアモルファス合金の粉末固化成形

Powder consolidation of high entropy alloys and amorphous alloy

著者 (4件)： 網谷健児 (東北大 金研 産学官広域連携セ) ,  竹内章 (東北大 金属材料研) ,  湯葢邦夫 (東北大 金属材料研) ,  和田武 (東北大 金属材料研)
資料名： 東北大学金属材料研究所新素材共同研究開発センター共同利用研究報告書(CD-ROM)
巻： 2016  ページ： 133-134  発行年： 2017年07月06日 
JST資料番号： L3700B  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高エントロピ合金の中には,従来から知られているアモルファス合金粉末の固化成形によりバルク上の高エントロピ合金が得られる可能性がある。さらに,Zr基アモルファス合金の中には,そのi-phaseライクな局所構造を利用して,i-phase相をナノ分散させることにより延性の向上が図れることも知られている。そこで本研究では,高エントロピアモルファス粉末およびi-phase相をナノ分散した高エントロピ合金粉末の固化形成を今後行うことを目的に,ここでは,i-phase相を析出可能な5元系Zr₃₀Hf₃₀Ni₁₅Cu₁₀Ti₁₅高エントロピアモルファス合金の生成を検討した。単ロール法により急冷リボン材を作製した。DSCやXRDによって,得られた試料の結晶化温度などの熱的性質と組織を評価した。その結果,本合金は,急冷状態ではアモルファス相であり,熱処理によりi-phaseが析出するが,さらに加熱すると平衡相に近い組織になることが分かった。

シソーラス用語： *エントロピー ,  *合金 ,  *固相 ,  *分散【dispersion】 ,  *合金粉 ,  *非晶質合金 ,  *ジルコニウム合金 ,  ニッケル含有合金 ,  ハフニウム含有合金 ,  銅含有合金 ,  チタン含有合金 ,  急冷凝固 ,  溶融紡糸 ,  示差走査熱量測定 ,  X線回折分析 ,  晶出温度 ,  熱特性 ,  *凝固組織 ,  熱処理 ,  *結晶化
準シソーラス用語： DSC【熱量測定】 ,  i-phase ,  *局所構造 ,  *高エントロピー合金 ,  単ロール法

分類 (3件)： 非晶質金属の構造  (BK04020D) ,  変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  粉末製造  (WC02020M)

引用文献 (2件)：

• L. Wang, C. Li, A. Inoue, J. Alloys Comp., 325 (2001), L7-L10.
• N. Chen, D.V. Louzguine, S. Ranganathan, A. Inoue, Acta Mater., 53 (2005) 759-764.

タイトルに関連する用語 (4件)： 高エントロピ合金 ,  アモルファス合金 ,  粉末 ,  固化