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J-GLOBAL ID:201702266210052066   整理番号:17A0906234

トウモロコシ根腐病菌の収集・同定と特性評価

著者 (5件):
資料名:
巻: 25  ページ: 57-62  発行年: 2016年12月25日 
JST資料番号: L8280A  ISSN: 0915-2830  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2010年代に入ってから日本各地で再び大きな発生が見られるようになったトウモロコシ根腐病の原因菌の同定を行った。2009年から2012年にかけて北海道,山形県,栃木県,群馬県,長野県および宮崎県の飼料用トウモロコシの根腐病発病株を採集して,処理した後に寒天平板培地上で菌を培養して分離株を得た。ダイレクトシークエンスにより塩基配列を決定し,相同性検索に基づいて種を同定した。また各菌種を培養して接種源として,ポットに園芸培土を充填して,ここで飼料用トウモロコシの種子を発芽させて根腐れ程度を観察評価した。その結果,菌種としてPythium arrhenomanes Drechsler,Pythium graminicola Subramanian,Pythium ultimum Trow var.ultimum,Pythium heterothallicum W.A.Campbell et F.F.Hendrix,Pythium inflatum V.D.Matthewsという4種を同定した。次に接種試験の結果,P.arrhenomanesとP.graminicolaは激しい根腐れを起こして病原性を呈し,一方P.ultimum var.ultimumはほとんど根腐れを起こさず,そしてP.inflatumは全く根腐れを起こさなかった。以上から現在日本でのトウモロコシ根腐病菌としては北日本で病原性の強いP.arrhenomanesの分布が多いことが明らかになった。
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分類 (1件):
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菌類による植物病害 
引用文献 (12件):
タイトルに関連する用語 (5件):
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