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J-GLOBAL ID:201702266211147542   整理番号:17A1547133

ラット脳におけるヒスチジンデカルボキシラーゼ,H1およびH3受容体の発現に及ぼすオランザピン治療の時間依存効果:オランザピン誘発肥満における役割【Powered by NICT】

Time-dependent effects of olanzapine treatment on the expression of histidine decarboxylase, H1 and H3 receptor in the rat brain: The roles in olanzapine-induced obesity
著者 (9件):
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巻: 85  ページ: 190-199  発行年: 2017年 
JST資料番号: A1251A  ISSN: 0306-4530  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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特にオランザピンとクロザピン,抗精神病薬治療は重篤な肥満を誘発する。ヒスタミンH1受容体はオランザピン誘発肥満への重要な寄与因子であると考えられているが,オランザピンはヒスタミン作動系を調節するかを十分に理解されていない。オランザピン誘発肥満の異なる段階での脳における,ヒスチジンデカルボキシラーゼ(H DC),H1受容体(H1R)およびH3受容体(H3R)を含む,ヒスタミン作動系の重要な分子に対するオランザピンの効果を検討した。短期治療(8日)中に,オランザピンは弓状核(Arc)および視床下部腹内側部(VMH)における視床下部H DC mRNA発現とH1R結合を増加させ,H3R結合密度を変化させることはなかった。H DC mRNAとアークH1R結合は増加した食物摂取,摂食効率と体重増加と正に相関した。処理は16日と36日に延長した時,H1R結合は視床下部アークとVMHだけでなく脳幹背側迷走神経複合体(DVC)で増加した。アーク,VMHとDVCにおけるH1R結合は,オランザピン処理により誘導された体重増加と正に相関した。しかし,H DCとH3R mRNAの発現は増加しなかった。これらの結果は,オランザピンは,ヒスタミン神経伝達,体重増加発生の異なる段階の根底にある異なる神経機構を示唆することを時間依存的に調節することを示唆した。H1Rを標的とする治療は,短期および長期オランザピン誘発体重増加の両方に有効である可能性がある。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
免疫性疾患・アレルギー性疾患一般 

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